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第10回橋梁工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社寺口建設、更新担当の中西です。

 

目次

~👷‍♂️🌉 現場で働く“人”~

 

 

前回は「橋ができるまで」の流れを中心にお話しましたが、
今回はもう少し“人”に焦点を当てて、

「橋梁工事の現場で働くってどんな感じ?」
「どんな職種の人が関わっているの?」
「しんどいところ・おもしろいところって何?」

といったことを、リアルにお伝えしてみたいと思います💪

  • 建設業・土木業に興味がある学生さん

  • 転職でインフラ系の仕事を考えている方

  • 現場で働く家族や友人の仕事をもっと知りたい方

に向けて、できるだけ等身大の言葉で書いてみますね😊


1.橋梁工事の現場には、こんな職種が関わっています💼

一つの橋の工事には、
本当に多くの職種・会社が関わっています。

◆ 現場監督(施工管理)

  • 工事全体の段取りを組む

  • 安全管理・品質管理・工程管理・原価管理

  • 図面の確認・変更点の調整

  • 役所・施主・設計事務所・協力会社との打ち合わせ

など、いわば**「現場の司令塔」**です📡

現場作業そのものをする時間より、
打ち合わせ・書類作成・検査対応などの時間の方が長いことも多く、
“泥だんごだけじゃない土木のしごと”の代表です😄

◆ 鉄骨・橋梁架設の職人さん

  • 桁(鋼桁・コンクリ桁)の組み立て

  • 高所でのボルト締め・溶接作業

  • 重機オペレーターとの連携

などを行う、橋づくりの花形ポジション🌉

高所が平気で、
「怖さ」を知りながらも冷静に動けるプロフェッショナルです。

◆ 型枠大工・鉄筋工・とび職・重機オペレーターなど

  • コンクリート構造物の型枠を組む大工

  • 鉄筋をきれいに組み上げる鉄筋工

  • 足場や仮設構造物を組み立てるとび職

  • クレーン・バックホウ(ショベルカー)を操るオペレーター

これらの職人さんたちがいなければ、
現場は一歩も前に進みません。

一人ひとりが、
**「自分の仕事が橋のどの部分を支えているか」**をしっかり理解しながら働いています💪


2.橋梁工事の“とある一日”をのぞいてみる⏰

季節や工程によってバラバラですが、
一例として「桁架設〜床版工事」の頃の一日をイメージしてみましょう。

🕖 7:30 現場集合・朝礼・KY(危険予知)活動

  • 当日の作業内容の確認

  • 使用する重機・道具の確認

  • 危険ポイントの洗い出しと共有

  • ラジオ体操で体をほぐす🧘‍♂️

橋梁工事に限らずですが、
**「朝のミーティングが安全のスタートライン」**です。

🕗 8:00 作業開始

  • 高所作業のフルハーネス確認

  • 重機の始動前点検

  • 作業エリアの立入禁止措置

例えばこの日は、

  • 鉄筋組立班

  • 型枠班

  • 鉄骨補修班

  • 現場監督(段取り・写真撮影・品質確認)

などに分かれて動きます。

🕙 10:00 小休憩☕

高所作業が多い橋梁現場では、
こまめな休憩と水分補給がとても大事です。

「ちょっと疲れたかな?」と思う前に休む。
これが、安全にも品質にもつながります💡

🕚 10:15〜12:00 作業続き

  • トルクレンチでボルトの本締め

  • 床版の鉄筋のピッチ(間隔)確認

  • 型枠の寸法チェック

現場監督は、

  • 測量器で位置を確認

  • 図面どおりに施工できているかチェック

  • 必要に応じて写真撮影(出来形管理)

を行いながら、
「予定どおり進んでいるか?」を常に頭の中で整理しています🧠

🕛 12:00 昼休み🍚

現場事務所や車の中、日陰のスペースなどでお昼ご飯。
弁当だったり、近くのお店でテイクアウトしたりさまざまです。

職人さん同士の会話も、

  • 仕事の段取りの話

  • 過去の現場の話

  • 家族の話

などいろいろ。
この“ゆるい時間”も、チームづくりには欠かせません😊

🕐 13:00〜16:30 午後の作業

午後は集中力が落ちてくるので、

  • 熱中症対策

  • 高所でのフラつき

  • 判断ミス

に特に気を付けます。

コンクリート打設の日などは、

  • 打ち継ぎが出ないよう段取りよく流す

  • バイブレーターで締め固め

  • 仕上げ・養生

など、常に時間との戦いです⏱️

🕟 16:30〜17:00 片付け・終礼

  • 工具の点検・片付け

  • 足場や資材の安全確認

  • 当日の反省点・翌日の注意点の共有

最後まで気を抜かず、
「現場を安全な状態で終える」ことが、その日の大事な仕事の一つです。


3.橋梁工事の「大変なところ」正直に話します💦

どんな仕事にも大変な点はありますが、
橋梁工事ならではの“しんどさ”を挙げるとすれば、こんなところです。

🌀 天候との戦い

  • 強風 → 高所作業ができない

  • 雨 → コンクリート打設が難しい/足場が滑りやすい

  • 猛暑 → 熱中症リスク増大

  • 真冬 → 手がかじかんで作業がしづらい・路面凍結

天候によっては、
「予定どおり進めたいけど、安全を優先して中止」
という判断をしなければいけない日も多くあります。

📅 工程とプレッシャー

  • 開通日が決まっている

  • 交通規制の時間に制限がある

  • 夜間作業で終電後〜始発前の短い時間しか作業できない

など、時間との戦いも日常茶飯事です。

「急いでいるときほど、安全に」
という矛盾したような条件の中で、
最適な判断をしていくのが現場監督・職長の腕の見せどころです💪

🧗‍♂️ 高所や狭い場所での作業

橋梁工事では、

  • 高さ数十メートルの橋脚上

  • 川の上に張り出した足場

  • 桁の下の狭いスペース

など、“足元が頼りない”状況で作業することも多くあります。

もちろん安全帯・ネット・仮設手すりなど対策はしていますが、
**「怖さを知ったうえで慎重に動く」**ことが常に必要です。


4.それでも続けたくなる“おもしろさ・やりがい”✨

大変なところも多い橋梁工事ですが、
それでも多くの人がこの仕事を続けているのには理由があります。

🌉 目に見える形が“ドーン!”と残る

  • 毎日現場の前を車で通るたびに、「俺たちが作った橋だな」と思える

  • 家族や友人に「この橋、うちがやったんだよ」と自慢できる

  • 地図やカーナビにも載るインフラに携われる

これは、
ものづくりの仕事ならではの大きなやりがいです😊

👨‍👩‍👧‍👦 生活と街を支えている実感

  • 渋滞が減った

  • 通学路が安全になった

  • 災害時の避難路として役立った

後から地域の方の声を聞くと、

「あのときの苦労が、ちゃんと人の役に立っているんだな」

と実感できます。

👥 チームで達成する感覚

橋梁工事は、一人では絶対にできません。

  • 職人さん

  • 現場監督

  • 設計者

  • 材料メーカー

  • 重機オペレーター

  • 交通誘導員

など、様々な立場の人が関わり、
**「全員で一つの橋をつくる」**のがこの仕事の魅力です。

桁が無事にかかった日、
コンクリート打設が完了した日、
無事故で竣工を迎えた日――

みんなで「お疲れさまでした!」と言い合える瞬間は、
何度経験しても格別です✨


5.これからの橋梁工事は“デジタル×現場”の時代へ📲

最近の橋梁工事の現場では、
デジタル技術の活用もどんどん進んでいます。

📐 3Dモデル・BIM/CIMの活用

  • 橋全体を3Dでモデル化

  • 干渉チェック(クレーン・足場・他の構造物がぶつからないか)

  • 施工ステップをシミュレーション

図面だけではイメージしづらかった部分も、
3Dで可視化されることで、

  • 職人さんへの説明

  • 施主・住民への説明

がぐっとやりやすくなりました😊

📷 ドローンやタブレットの活用

  • 橋の上・下の点検撮影

  • 施工状況の空撮

  • 図面や写真の共有をタブレットでその場で確認

など、「ITが苦手だから建設業へ」だった時代から、「ITも使いこなす建設業」へと変わりつつあります。

🤖 機械化・省力化の流れ

  • 自動締め付け装置

  • 高所作業を支える昇降足場

  • 重い資材の運搬をサポートする機械

など、人の負担を減らす工夫もどんどん進んでいます。

「きつい・汚い・危険」

というイメージから、

「かっこいい・誇れる・進化する」

に変えていくことが、
これからの橋梁工事業界の大きなテーマでもあります🌉🌈


6.橋梁工事の世界に興味を持ったら…?🔰

もしこの記事を読んで、

  • 「橋の仕事、ちょっと面白そうだな」

  • 「土木って思っていたより奥が深いかも」

と感じていただけたら、嬉しいです😊

学生さんなら…

  • インターンシップで現場見学に行く

  • 学校の先生に土木系・インフラ系企業の話を聞いてみる

  • オープンキャンパスや業界説明会で話を聞く

など、まずは現場を“見てみる”ことをおすすめします。

社会人・転職を考えている方なら…

  • 地元の建設会社や橋梁会社の採用情報をチェック

  • 「未経験可」「見習いOK」の現場からスタート

  • 技能講習や資格取得の支援制度を活用

橋梁工事の世界は、
「経験がものを言う」一方で、
未経験からしっかり育てていこうという会社も増えています。


7.まとめ:橋梁工事は、“形に残る誇り”を持てる仕事👷‍♀️🌉

  • 橋梁工事の現場には、多様な職種・プロフェッショナルが関わっている

  • 天候・工程・高所など、大変な面も多いが、そのぶん完成時の達成感も大きい

  • 橋は、地域の暮らし・物流・防災を支える“縁の下のインフラ”

  • デジタル技術・機械化も進み、「新しい建設業」の姿に変わりつつある

普段何気なく渡っている橋も、
その裏にはたくさんの人の想いと技術が詰まっています。

もし次に橋を渡るとき、
ふと欄干や桁、橋脚を眺めてみてください。

「ここで誰かがボルトを締めて、
誰かがコンクリートを打って、
誰かが図面とにらめっこしてくれていたんだな」

そんなふうに感じてもらえたら、
橋梁工事に携わる者として、これ以上嬉しいことはありません😊

これからも、
安全で、強く、長く愛される橋をつくるために――
私たちは、今日も現場で橋と向き合っています🌉💪

 

 


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